大衆演劇で癒しのひととき

全国に劇場のある大衆演劇です。旅一座の演じる時代劇や歌謡ショウは大歌舞伎とは違いスマートさに欠けるという一面もありますが、客との距離が近く独特の人情味を感じさせてくれます。

ここはどこなのかとタイムスリップしたような気分になれます。


  • 癒しを味わうには現実離れした場所に身を置くのが一番です。

そこでご紹介したいのが、大衆演劇です。

全国に130以上の劇団が存在し、一か月単位で劇場を移動し演劇を繰り広げています。 😀

一座の多くは近親者で構成されていることが多く、子供から親・祖父母、兄弟を中心とした構成です。

したがって、結束も高くほんのりとした人情味豊かな劇を見ることができます

概ね劇と歌謡ショウで構成され、立ち回りや一座特有の得意芸もあるようです。

人数が少ないため、講演では一人何役も務めることになりますが、みんなでやっている感がこれまたかつての学芸会の痕跡を見る思いもしていいものです。

やはりスケールは大歌舞伎や新喜劇などに比べると見劣りしますが、家族でやっているこじんまりとしたところに思わず応援したいと思わせるところがあります。

内容は古典的です。多くはお涙頂戴の時代劇や勧善懲悪物です。

歌謡ショウもどちらかというと演歌中心のBGMに合わせた踊りが多いという印象です。

でもこれが却って安心感というか日本の大衆文化を思わせるのです。

昭和のころ流行した演歌や時代劇は、場末感漂う古びた劇場によく合うわけです。

館内放送の音も割れており、劇場自体もこじんまりしていて築50年以上は優に過ぎているところも多いようです。

また、客層は圧倒的に高齢女性です。いわゆるばあさんと呼ばれる人たちですが、これもまた俗世を忘れさせてくれる独特の雰囲気を提供しているのです。

お目当ての役者が出てくると、おひねりも飛び出し景気のいいところを見せてくれます。

概ね3時間講演で、劇と歌謡ショウ中心の講演で、1700円程度のところが多いようです。

  • どうですか? 行ってみましょう。 😀

最初一歩足を踏み入れるのが非常に勇気がいります。

でも入ってしまうと、その異空間に身を置くわけで、自分は今どこにいるんだろうと思わず自問自答してしまいます。

そして、3時間の間不思議な空間でひと時を過ごすことができるのです。

座ってしまうともう逃げだすことはできません。

ひと昔前の旅一座と観客の姿がそこにはあるのです。

梅沢富雄張りの女形が登場することもあり、一座によってはその芸の高さに驚くこともあります。

劇が終わると、役者は出口に並び見送ってくれます。

そのほのぼの感がまたたまらずいいのですが、劇場を出てしまうと一瞬で現実に引き戻され、その半端ないメリハリ間に自分は今までどこにいたんだと記憶をたどってしまうわけです。

そして、その時初めて癒しの時間を過ごすことができたんだと実感できるのです。

 

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